個人から企業まで幅広いユーザーに利用されている、動画共有サイトYouTube

YouTubeは基本的に無料なのですが、有料サービスである「YouTube Premium」に登録すれば、YouTubeをもっと便利に快適に利用することができるんです。

そこで今回は、「YouTube Premium」とは一体どんなものなのか、また、YouTube Premiumをよりお得に利用する方法などについて、詳しく説明していきたいと思います。

YouTubeをもっと楽しみたいという人は必見です!


YouTube Premiumとは?できることは何?

YouTube Premiumは、YouTubeが提供している有料サービスです。月額料金を支払うことで無料版にはない様々なサービスを受けることができます。

では、YouTube Premiumに登録することで受けられるサービスを一つずつ見ていきましょう。

動画に広告が表示されなくなる!

YouTube Premiumを登録することで得られる最大のメリットは、視聴する動画から広告を消すことができるという点です。

むしろ、これだけのためにYouTube Premiumに登録しているという人がほとんどではないでしょうか。

現在、YouTubeでは収益化されたチャンネル以外の動画でも、広告動画が表示されるようになっています。

短い動画であれば動画の前後に広告が挿入されるだけですが、長い動画になると動画の合間にも表示されるため、サクサク動画を視聴したい人にとってはかなりストレスです。

ネット回線の先生ネット回線の先生

スキップできる広告もありますが、いちいちスキップボタンを押すのも面倒ですよね・・・

YouTube Premiumに登録すれば、こういった広告動画が一切表示されなくなり、見たい動画だけを連続でスムーズに再生・視聴することができます。

今まで、YouTubeの広告に少しでも不満を持ったことがある人にとっては、これだけでもかなり嬉しい特典です。

バックグラウンド再生ができる!

通常のYouTubeをスマホで視聴する場合、スマホ画面をロックしたり他のアプリを使用している間はYouTubeの再生も止まってしまいます。

最近では、「ながら作業」のお供としてYouTubeを再生している人もいますし、何かをしながら動画を再生できないのは不便ですよね。

YouTube Premiumなら、バックグラウンドで動画を再生することができるため、YouTubeに投稿されているミュージックビデオを再生して音楽プレイヤーのように使ったり、スマホのピクチャインピクチャ機能で他のアプリを使いながら動画も視聴する、という便利な使い方も可能となります。

一見すると地味な特典ですが、タイムパフォーマンスや生活の質(QOL)を重視する現代においては、あると便利な機能なのではないでしょうか。

動画を一時保存・オフライン再生ができる!

YouTube Premiumには、好きな動画を一時的に保存してオフライン環境でも再生できる機能があります。

例えば、飛行機内や電波の悪い地下鉄などで動画を視聴したいというときに、動画をあらかじめ保存しておけば、たとえネットの接続が途切れたとしても、そのまま視聴することが可能です。

また、Wi-Fi環境がある場所で一時保存をすれば、データ通信量を消費することなく動画を再生することができます。少しでも使えるデータ量を残しておきたい時にも便利な特典となっています。

YouTube Music Premiumが追加料金なしで利用できる!

YouTubeには、動画視聴だけでなく、音楽再生に特化した「YouTube Music」という音楽配信サービスがあるのですが、YouTube Premiumに登録すれば、YouTube Musicの有料版である「YouTube Music Premium」も、追加料金なしで利用することができます。

ネット回線の先生ネット回線の先生

実は、YouTubeMusic Premium単体でも登録できます。(月額料金980円)
ですがその場合、YouTube Music内でしか再生することができません。
動画・音楽どちらも利用したいとなれば、断然YouTube Premiumのほうがお得です!

また、通常のYouTubeMusicの場合、YouTubeと同様に再生前に広告が入りますが、YouTube Music Premiumなら広告が表示されることなく再生でき、上記で説明したバックグラウンド再生や一時保存機能も利用可能です。

今まで、YouTubeで配信されているミュージックビデオを音楽プレイヤー代わりに聴いていたという人にとって、追加料金なしでYouTube Music Premiumが利用できれば、より一層音楽を楽しむことができますね!


このように、YouTube Premiumに登録すれば、YouTubeの活用の幅がグンと広がります。

特にYouTubeの広告動画に関しては、仕様が変更されてからはSNSでも「スキップできない広告を何本も見せられて嫌!」「広告の内容もあまり良くなくて見たくない!」という意見が多数寄せられており、不満に感じている人も多いようです。

YouTube以外のアプリでも、追加課金をすれば広告を削除するオプションサービスは多々ありますし、広告を見なくても済むというだけでもYouTube Premiumには十分価値があるのかもしれませんね。

YouTube Premiumの月額料金は?

YouTube Premiumが魅力的なサービスであると分かったうえで、気になるのは月額料金です。

YouTube Premiumの利用料金は、以下の通りとなっています。

プラン名利用人数利用料金利用条件

個人向け

1人

月額 1,180円特になし

個人向け
年額プラン

1人

年額 11,800円
(約2ヵ月分お得!)
特になし

ファミリープラン

最大5人

※管理者を
除く

月額 2,280円

・全員13歳以上。
・管理者と同世帯に居住している。
・全員Googleアカウントを持っている。

学割プラン

1人

月額680円

(※最長4年間)

高等教育機関で学生として登録されている。
・高等教育機関が SheerIDで承認されている。

登録するプランによって値段は変わってきますが、他のサブスクサービスの月額料金と比べると全体的に高めな金額設定となっています。

ただ、YouTube Premiumを実際に使っている人の声を聴くと「この快適さを知ってしまったら、もう広告ありの動画は耐えられない!」「これだけ快適なら1,000円なんて安いほうだ」と言う人がほとんどです。

金額以上に、登録するだけの価値があるものだと考えていいかもしれませんね。

YouTube Premiumに登録する際の注意点!

大変魅力的なYouTube Premiumですが、あることに注意しないと、かえって損をしてしまう可能性があります。実際に登録する前に、下記の項目について十分確認するようにしましょう。

Appleユーザー(AppStoreアプリ)は要注意!

YouTube Premiumの月額料金は、個人で月額1,180円ですが、iPhoneやiPadなどのAppleユーザーに関しては、AppStoreアプリ経由でプレミアム登録を行うと、月額1,550円と割高になってしまいます。

これは、ユーザーとYouTubeの間に、Apple社が仲介することで手数料が発生しているからなのですが、その差は月に370円とかなり大きく、ファミリープランになると月に620円も差が出る計算です。

Appleユーザーは、スマホのアプリ内から登録するのではなく、パソコンのブラウザや、Sfariなどから登録すると通常通り月額1,180円で登録できますので、登録の際は注意しましょう。

ちなみに、YouTube Premiumには年額プランがあります。

12ヶ月間の利用で年額11,800円となっており、約2カ月分の料金が実質無料になるため大変お得です。

年間プランはブラウザからのみ登録できますが、長く利用するつもりであれば、年間プランを検討してもいいでしょう。

現役学生でも割引プランを利用できない場合がある

YouTube Premiumには、学生向けに学割プランというものが用意されています。

学割プランを利用すれば、通常月額1,180円がかかるところを、月額680円でYouTube Premiumを利用することが可能です。

ネット回線の先生ネット回線の先生

月額料金が割引かれても、使える機能は通常のものと変わりありません!

現役の学生にとっては大変ありがたいプランなのですが、学割プランを利用するにはいくつか条件があり、それらをすべて満たしていないと、たとえ現役学生であっても利用することができないので注意しましょう。

学割プランを適用させるための条件は、以下の通りです。

■YouTube Premium 学割プランを利用するための条件

  • YouTube 学割プランが提供されている地域の高等教育機関で、学生として登録されていること。
  • その高等教育機関が SheerID で承認されていること。


まず、学割プランを利用できるのは、全日制の高等教育機関(大学・短期大学・高等専門学校など)の学生ということなので、中学生・高校生は対象外ということになります。

また、間違いなく学生であっても、通っている大学等が「SheerID」に承認されていなければ学割プランの対象外となり、割引を利用することはできません。

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通っている学校が承認されているかどうかは、学割プランを登録する際にわかります。大学名を記載して、自身の大学名が表示されていれば承認されている証拠です!

さらに、学割プランは最長4年間有効ですが、各年度の終わりごとに資格要件の確認手続きを行わなければいけません。
場合によっては入学許可証や在学証明書などの提出を求められることがあり、それを最長で4回も行うとなると少々手間です。

学割プランを利用する際は、資格要件を満たしているかどうか確認し、年度ごとの確認を忘れないようにしましょう。

ファミリープランの対象は13歳以上から

同世帯に居住している自分以外の家族を、最大5人まで追加できる「ファミリープラン」ですが、こちらにもいくつか条件があり、条件をすべて満たしていないとメンバーとして登録することができません。

■ ファミリープランを利用するための条件

  • メンバー管理者と同世帯に居住している。
  • メンバーそれぞれがGoogleアカウントを所持している。
  • メンバーは全員13歳以上。

追加するメンバーは全員13歳以上で、かつ、それぞれ個別のGoogleアカウントを所持している必要があります。

例えば、父親(メンバー管理者)・母親・子3人(いずれも13歳未満)という家族構成だとしましょう。
人数は5人ですが、父親はメンバー管理者なので除外するとして、母親は登録できても子どもたちは追加できないため、実質2人しか登録できないということになります。

また、ファミリープランは月額2,280円ですから、個別登録で1人につき月額1,180円かかることを考えると、少なくとも管理者以外に2人はメンバーを登録したいところですね。

仮にファミリープランで管理者1人+メンバー1人を登録した場合と、2人が1人ずつ個別で登録した場合の月額料金の差は、たったの80円です。これでは、あまりお得に感じられませんね。

ファミリープランを検討している人は、登録する前に同居家族の人数や年齢などをよく考えてから登録するようにしましょう。

ネット回線の先生ネット回線の先生

登録するメンバー数が多ければ多いほどお得になりますよ!

気になる人は1カ月間無料トライアルから始めよう!

YouTube Premiumが気になるという人のために、YouTubeでは、1カ月間の無料トライアルを用意しています。

YouTube Premiumのページから申し込むことができるので、まだ使ったことがないという方は一度お試しで使ってみるのもいいかもしれません。

YouTube Premiumは、試用期間が終わる7日前に知らせてくれます。

試用期間内のみの使用で済ませたい場合は、トライアル期間中に有料メンバーシップの解約手続きを行うようにしましょう。

ネット回線の先生ネット回線の先生

トライアル期間の途中で解約しても、トライアル期間が終わるまでは特典を利用することができます。最初からトライアル期間のみの使用を考えているのであれば、登録後にすぐ解約してしまったほうが安心ですね!

もちろん、使ってみて気に入ればそのまま継続しても構いません。
その際は、無料トライアルを申し込んだ際に設定した支払い方法によって月額料金が自動的に引き落とされます。

YouTube Premiumを使ってみたいけど、いきなり月額料金がかかるのはちょっと・・・という人は、この機会にぜひ無料トライアルを使ってみてください。

YouTube Premiumの口コミ

まとめ

今回は、YouTubeの有料サービスであるYouTube Premiumについて詳しく解説しました。

月額料金は1000円程と高めですが、広告なしで動画を見れるという点だけでも、それ以上の価値がありそうですね。

すでに有料メンバーシップに登録済みだという方は、追加料金なしで利用できるYouTube Music Premiumも、この機会に利用してみてはいかがでしょうか。
YouTubeMusicは使い勝手も良いと評判のため、音楽が好きな方にオススメなサービスとなっています。

もし、気になるようであれば、本格的に始める前に、無料トライアルに申し込んでお試しで使ってみてくださいね。

YouTubeの視聴に関しては、下記の記事も参考にしてみてください。

YouTubeが重い!遅い!止まる!を解決する方法