WX06・クレードル付き

この特集記事では2020年1月に発売の「Speed Wi-Fi NEXT WX06(略称:WX06)」のスペック・WX05が発売される前までの人気端末だったW06と比較しながら解説しています。

WiMAXの主力シリーズの1つであるWXシリーズは、日本のNECプラットフォーム株式会社が製造しているWiMAX2+に対応するポケットWi-Fiルーターです。

1世代前のWX04は2017年11月に発売されていますので、この1年でWX05がどのように進化したのか確認していきましょう。


WX06の発売日は?

WX06は2020年1月発売です。WiMAXのプロバイダーで、取り扱い開始日は違いましたが、人気プロバイダーのGMOとくとくBBなどは2020年1月からすぐに取り扱いを開始しています。

なお、GMOとくとくBBではWX06を利用して申し込む時でもおとくなキャッシュバックキャンペーンを行っていますので、最新端末でWiMAXを使ってみたいという人はGMOとくとくBBのキャッシュプレゼントの内容は必ずチェックしておくと良いでしょう。

ネット回線の先生ネット回線の先生

WiMAXは2年~3年の契約期間を過ぎると月額料金が高くなってしまいますので、現在利用しているWiMAX2+のプロバイダーの契約が満了を迎える人は、忘れずにプロバイダーの切り替えを行うようにしましょう。

GMOとくとくBBのように最新端末をおトクな条件で販売しているプロバイダーに切り替えることで、最新性能の端末を安く利用することができます。

なお、GMOとくとくBBは、申し込みを開始するページでキャッシュバック金額が異なりますので、必ず以下のキャンペーンページでキャッシュバック金額を確認するようにしましょう。
【GMOとくとくBB WiMAX2+ キャンペーンページへ】:http://gmobb.jp/wimax/

WX05のスペックは?W05、WX04との違いは?

まず、WX05とこれまでの人気端末のW05とWX04とのスペックの違いをわかりやすく比較表形式で整理しました。

WX05WX06
製品名Speed Wi-Fi NEXT WX05Speed Wi-Fi NEXT WX06
発売2018年11月2020年1月
メーカーNECプラットフォームズNECプラットフォームズ
最大速度(上り)30Mbps75Mbps
最大速度(下り)440Mbps440Mbps
au 4G LTE対応対応
重量約128g約127g
サイズ約W111×H62×D13.3mm約W111×H62×D13.3mm
バッテリー時間
ノーマルモード
約690分約690分
同時接続数最大10台最大10台

最大通信速度・重さ・サイズ・バッテリー容量やバッテリーの持ち時間などは1世代前のWX05と比べると上り速度で改善されています。

WX06の最大のポイントは、2.4GHzと5GHzの帯域を同時に使って、より安定してつながりやすいようにする機能が搭載されている点です。また、QRコードを使った簡単接続などの便利機能も用意されています。電池残量やデータ通信量がグラフ表示されるようになるなど、ディスプレイの表示もわかりやすく改善されています。

なお、WX05は白と緑の二色用意されています。

WX06はWX05とバッテリー面は互角

NEC製のWXシリーズはHUAWEI製のWシリーズよりもバッテリーの持ちが良いことがメリットでしたが、WX06は省エネ機能が充実したこともあり、おまかせ設定のエコモードを利用することで、最大で840時間もバッテリーが持ちますが、WX05と比較すると改善されているわけではありません。ただし、Wシリーズよりはバッテリーが長く持つので外で長時間使うことが多そうな人はWシリーズよりもWX06の方がおすすめです。

WX06の使用可能時間

  • ハイスピードモード
    • 通信速度優先時:約500分
    • スタンダード:約690分
    • エコモード:約840分
  • ハイスピードプラスエリアモード
    • おまかせ一括(速度優先):約490分
    • スタンダード:約630分
    • エコモード:約800分

1日・2日はバッテリーが持ちますので、充電器を持ち歩く必要はほとんどないでしょう。長期間の旅行であれば別ですが。

WX06はバッテリーが簡単に交換できる

困った場面に直面しないとなかなか気づかないと思いますが、WX06はバッテリーを簡単に取り外しでき、対応するバッテリーはネットで3,000円程度で購入することができます。W06はバッテリー内蔵式なので自分でバッテリーを交換することができません(ショップに行って交換作業をしてもらわなければならず、5,000円以上かかります)。

最近のバッテリーは高性能になっているので劣化しにくくなってきていますが、バッテリーはあくまでも消耗品なので1年・2年使っているとバッテリーが徐々に劣化して充電がすぐになくなってしまうような状態になることも想定されます。

これから利用しはじめようと思っている人がバッテリー交換のことを考えたりはしないと思いますが、1年・2年もヘビーに使っているとバッテリーが劣化する可能性があります。そうなった時には間違いなく、”WX06を選んでいて良かった”と実感することになるでしょう。

周波数の自動切換え

WX06には、定期的に周囲の電波環境を判断し、自動で最適な周波数を選択し高速で安定したWi-Fi通信を行うバンドステアリング機能が搭載されています。

WX06のメリット①

自宅でたくさんの機器をネット接続する場合に効果を発揮するでしょう。

WX06は、「初心者でも使いやすく性能も良いポケットWi-Fiルーター」に仕上がっているという印象なので使い方に迷うこともないでしょう。

WX06のクレードルについて

WXシリーズが人気を集める理由にクレードルの「電波拡張機能」があります。この機能はWX05専用のクレードルがWX06から送信される電波を均等化して電波のムラを解消してくれる、というものです。

結論として、自宅でWX06を使う可能性がある人であれば、クレードルも購入しておいた方が良いと思います。

※クレードルについては解説記事「WX05のクレードルを徹底解説!注目の電波強化や有線接続・充電機能」でも詳しく解説していますので参考にしてください。(1世代前の記事ですがクレードルの役割に違いはありません)

WX06をおトクに入手する方法は?

WX06利用で有利な料金・キャッシュバックを行っているプロバイダーに申し込む

オトクにWX06を入手できるのは、端末料金が無料のWX06を取り扱っている人気のプロバイダーに利用申込することです。例えば、GMOとくとくBBは高額のキャッシュプレゼント、BroadWiMAXはWX06を選んだときでも古い端末を選ぶのと変わらないおトクなキャンペーンを行っていて有力な申込先候補です。

GMOとくとくBBキャッシュバック(2020年1月)

WiMAX契約中の人はプロバイダーの乗り換えが王道

すでにWiMAXを利用している人は、2年~3年の継続利用を前提として契約していると思いますので、定期的にプロバイダーに乗り換えていく方が、WiMAXをオトクに利用し続ける理想の方法です。契約期間満了前解約の違約金を支払わずに済むように契約満了月に乗り換えるようにするのが良いのは言うまでもありません。

違約金を負担してくれるプロバイダーもある

ただ、契約満了まで我慢できない人や自宅で使っている時の電波が弱くて不満がある人は「違約金を負担してくれるプロバイダーにさっさと乗り換えてしまう」という方法もあります。

実は、違約金を負担してくれて、かつ、乗り換え後もWX05やW05を使ってWiMAXをおトクに利用できるプロバイダーはほとんどないのですが、そんな中でおすすめしたいはBroadWiMAXです。

BroadWiMAXの違約金負担キャンペーン

WX05でもW05を選んでもこのキャンペーンを利用できます。しかも、BroadWiMAXはBroadWiMAXからBroadWiMAXが指定する光回線に違約金無しで乗り換えできる「ご満足保証」というサービスを提供しているので、BroadWiMAXに乗り換えておくことで、WiMAXの通信品質に満足できない時にWiMAXの利用をやめて光回線に切り替えることも視野に入れやすくなるというメリットもあります。

BroadWiMAXの乗り換え保証

なお、WX05のキャッシュバック・キャンペーンの調査・比較記事も用意していますので合わせて参考にしてください。
https://kantan-web.net/wx05-cachback/

まとめ

WX06は1世代前のWX05からデザインや基本的な性能面は大きく変わっていませんが、WiMAXハイパワーに対応したり、WiFiビジュアルステータスの使いやすさなどから「WiMAX2+が本来持っているパフォーマンス」を最大限利用できる端末と言えます。

また、WiMAXハイパワー+専用クレードルの電波強化機能の効果で自宅内での通信環境の改善も見込めますので、これまで自宅内でWiMAXの電波が弱いと感じていた人や自宅での利用を考えている人には特におすすめしたいポケットWi-Fiルータです。

また、WiMAXの端末はau 4G LTEに対応していますが、LTE通信が月間7GBを超えると、その月の月末までWiMAX2+とau 4G LTEの両方の電波の通信速度が送受信最大128kbpsという超低速の制限がかかってしまって復活させることができなくなります。そのため、LTE通信はがんがん利用できるわけではなく、活用したくても通信量が常に気になってしておく必要があります(せめてau 4G LTEにだけ通信制限がかかるのであれば使い勝手が各段にあがるのですが)。

WiMAX2+は、ギガ放題プランで大容量の高速に通信できるのが最大のメリットですが、現時点では、au 4G LTEを使った通信は「WiMAX2+の電波が届かない・弱い時に一時的に使う」という補助的な使い方が最適で、「使いたいときにau 4G LTEに接続できるWX05の機能で十分」という現実があります。

そう考えると、WiMAX2+の電波が持つポテンシャルを最大限活かせるような機能を搭載し、実際に利用した時の速度を高速化する努力を積み重ねて製造されたWX06は、間違いなくおすすめできる端末です!