YouTubeで動画を見ているとき、なかなか再生が始まらなかったり、再生途中で動画が急に止まったりするとイライラしますよね。
ツイッターなどのSNSでもYouTubeの動画再生が頻繁に止まったり、重くて再生ができないという声が数多くあります。
今回は、YouTubeが快適に視聴できない時に考えられる原因と、その解決方法を紹介します。
YouTubeが快適に見られないときの原因
YouTubeが快適に見られないときの主な症状は、大きく2つに分かれます。
1:動画の再生だけが読み込めない・フリーズしてしまう場合
まずは、YouTubeなどの動画の再生のみに問題が起こっているケースです。
この場合、以下のようなことが原因と考えられます。
- ネット回線が不安定である
- ブラウザに不具合が起こっている
- 視聴に使っているデバイス(スマホやパソコン)の処理能力に問題がある
動画の読み込みが極端に遅い、動画が再生されてもすぐに止まってしまう、マウスカーソルは動くなどデバイスの操作自体は問題ないという場合は、ネット回線やブラウザなどに不具合が起きている可能性が高いといえるでしょう。
2:デバイス(スマホやパソコン)自体がフリーズしている場合
次に考えられる状況が、デバイス本体がフリーズしているケースです。
ホーム画面のアプリアイコンをタップしても反応がないなどといった場合ですね。
この場合の原因として、
- メモリ不足やCPUに高い負荷がかかっている
- デバイス自体がアップグレードされていない(古い)
などが考えられます。
もちろん、これ以外にもさまざまな原因によってYouTubeの視聴が妨げられることがあります。
ですがどちらにせよ、対処する前に「何が原因で不具合が起きているか」をしっかりと見極めることが大切です。
YouTubeを快適に見るための解決方法
何が原因で不具合が起きているのかざっくりと分かったところで、YouTubeを快適に視聴するための対処法を紹介します。
自分でもすぐにできる簡単な方法を紹介していきますので、1つずつ試してみてくださいね。
画質を下げる
YouTubeなどの動画配信サイトは、基本的に動画の画質が高ければ高いほど処理に時間がかかります。
最近は高画質動画や4K動画などもアップされているため、そういった動画を観たいと考えた場合は、より高速なインターネット回線が必要となってきます。
ですが、そこまで高画質でなくてもいいというのであれば、手っ取り早く画質を落としてYouTubeを再生しましょう。
YouTubeはデフォルトで自動的に画質を調整していますが、この画質調整を手動で設定し直すことで任意の画質に変更することができます。
シークバーの歯車マークが設定になっているので、そこの画質の欄を選択して、画質を選択します。
144~480p以下を選択すれば低画質になるので選択しましょう。
ページやブラウザを更新・再起動する。別のブラウザで再生できるか試してみる
いつまでたっても再生されないという場合、インターネットブラウザに不具合が生じている可能性があります。
その場合は、現在開いているページやブラウザを更新(再読み込み)してみましょう。
ブラウザの更新は、ブラウザ上部にあるリロードキー(上図赤枠で囲っている部分)を押したり、右クリックで「再読み込み」「最新の情報に更新」やキーボードの『F5』キーを押すことで、ページを更新することができます。
右上の「×」でブラウザをいったん閉じて再起動することも効果的です。
それでも直らない時は、利用しているインターネットブラウザが古いバージョンのままになっている可能性もあります。
現在使っているブラウザが最新のバージョンになっているか確認し、必要に応じてアップグレードしましょう。

インターネットブラウザの更新(アップグレード)はこまめに行いましょう!インターネットブラウザはセキュリティの脆弱性を改善する更新が頻繁に行われています。古いブラウザを使い続けることはインターネットを利用する上で非常に危険です。
また、ごく稀ですが特定のブラウザのみで不具合が生じているということも考えられます。
その場合は、現在使用しているブラウザとは別のブラウザにして正常に再生できるかどうか試してみましょう。
ブラウザ以外で使用していないソフトやアプリは終了させる
YouTubeを観ているブラウザ以外にたくさんのアプリケーションを起動させていると、その分デバイスのメモリ領域やCPUが圧迫されます。
ここでいうメモリとは画像や動画を保存する方ではなく、デバイスが作業するために必要な机のような役割を果たしている『RAM』というメモリです。
圧迫されればされるほどパソコンの動作や読み込みが遅くなってしまいますし、最悪、熱暴走を起こして強制終了してしまうことも。
動画を観るときに限らず、利用しないアプリケーションなどはなるべく終了させ、起動するアプリは最低限に抑えましょう。
スマートフォンには、「タスクキル」というマルチタスク画面から起動中のアプリを終了させる機能があるので、こまめにタスクキルを行い使用していないアプリを終了させるように心がけましょう。
また、ブラウザに入れている不要なアドオン(プラグイン・拡張機能)も切ってしまいましょう。
アドオンはブラウザが起動中は常に機能しているため、ブラウザの動作やダウンロードが遅くなってしまいます。不要なものは削除か、機能を停止させましょう。
キャッシュの削除
デバイスにはキャッシュといって、一時ファイルが溜め込まれています。
これは次回からの読み込みを早くするために溜め込まれているものですが、キャッシュが溜まってくるとブラウザの動作が重くなる原因となってしまいます。
キャッシュも不要な情報が多いので、定期的に削除しておくことをおすすめします。
デバイスを再起動・強制終了する
急に動作が遅くなったというときは、スマホやパソコンを一度再起動しましょう。多くの場合、これで解決するはずです。
また、パソコンやスマートフォンがフリーズし、操作もできなくなってしまったという場合は、思い切ってデバイス自体を強制終了させて再度電源を入れましょう。
スマートフォンの多くは電源ボタンを長押し(もしくは電源ボタン+ホームボタン長押し)で強制終了できます。完全に電源がオフになったことを確認したら、もう一度電源ボタンを押して起動しなおしましょう。
※ただし強制終了させた場合、保存していない作業中のデータが消えてしまう恐れがあります。デバイスがフリーズしてどうしようもない場合のみお試しください。
パソコンのクリーンアップとデフラグ
パソコンでは「クリーンアップ」と「デフラグ」を実行することで、気持ち程度ですが動作が改善されることがあります。
クリーンアップとはパソコン内の不要なファイルやキャッシュを削除して整理することです。
方法として、Windows10の場合は、Windowsの検索バーに「ディスククリーンアップ」と入力すると上部にディスククリーンアップのアプリが出てきますので、選択して実行します
ディスククリーンアップが完了したら、同じくWindowsの検索バーに「デフラグ」と入力すると「ドライブのデフラグと最適化」が出てくるので、選択します。
デフラグツールを開いたら、Cドライブを選択し、最適化をクリックすれば完了です。
ブラウザの再インストール
何をやってもブラウザの動作がおかしい場合には、いったんブラウザを削除したのちに再インストールしましょう。このとき、閲覧履歴やキャッシュは削除してからアンインストールしてください。
また、念のためにCドライブ内もチェックして、ブラウザに関連するファイルが残っていないかチェックしましょう。
ファイルが残っていないことを確認してからブラウザを再インストールします。
インターネットの接続状況を確認する
上記を試してみても改善されない、YouTubeを観ているデバイス以外でも再生されないという時は、デバイス本体ではなくインターネット回線自体に問題が生じている可能性があります。
「ネットが不安定なのかな?」と思ったら、まずは下記のことを確認しましょう。
- インターネットが正常に接続されているか。
- モデムや無線ルーターに不具合が起きていないか。
- (スマホの場合)圏外になっていないか。通信制限がかけられていないか。
- 無線接続の場合、電波に影響を与える電磁機器を使用していないか。(電子レンジなど)
- 無線LANルーターの周りに電波を遮る障害物はないか(壁や金属で囲われている など)
- ポケットWi-Fiの場合、利用エリア内に入っているか など
モデムや無線ルーターの場合、リセットや再接続することで不具合が治ることもありますし、ごちゃついたルーター周りを整理したり障害物のない開けた場所に移動するだけでも改善することがあります。
スマホやポケットWi-Fiを使用している人で現在いる場所が通信エリア外なら、通信圏内に移動して使用しましょう。
番外編)プロバイダを変える
今利用しているインターネット回線があまりにも遅いということも考えられますが、いっそのことプロバイダを乗り替えることもおすすめです。
プロバイダを乗り換えるタイミングによっては違約金が発生してしまいますが、不便で遅いネット回線にお金を払い続けるのは無意味です。
乗り換えキャンペーンで月額料金を大幅に安くしてくれるプロバイダもありますので、場合によっては乗り換え前よりも月々の支払いが安くなることもあります。
乗り換え先として、私はBB.exciteかGMOとくとくBBへの乗り換えをおすすめしています。
どちらもプロバイダ乗り換えキャンペーンを実施しており、BB.exciteでは月額300円(※6ヵ月経過後は月額500円に変更)、GMOとくとくBBでは月額490円(2年目以降は通常月額料金に変更)がプロバイダ料金になります。
料金の安いおすすめ光回線まとめページはこちら
新規で通信速度の速いプロバイダに乗り換えることも解決策としておすすめです。
その点、GMOとくとくBBのフレッツ光v6プラスは特別にお得であるといえるでしょう。
初期費用や工事費が無料となっており、ルータのレンタル料金も含めて月額991円で利用できます。
このルータが非常に優れたもので、通常のフレッツ光ネクストの通信速度が下り最大100~200Mbpsであるところ、このv6プラス対応のルータを使うことで、通信速度が下り最大1Gbpsになります。通常のフレッツ光回線の5~10倍もの通信速度があるということになります。
そもそもフレッツ光の回線は技術的な問題(PPPoE方式)により混雑が発生するため、通信速度や応答速度が遅くなりがちです。
PPPoE方式は機械的に混雑してしまう部分があって、その混雑を処理するために機械の台数を増やしたところで、加入者が増え続けているので対応が間に合っていない状態です。
これを解決したのがIPoE方式で、混雑する部分をバイパスによって回避することで、高速通信を維持しています。このIPoE方式に対応しているサービスがv6プラスです。
GMOとくとくBBフレッツ光v6プラスは月額991円で、このv6プラスに対応したルータのレンタル料とプロバイダ料金が含まれていますので、最もコスパが良いと言えるでしょう。
月額991円のみで最速v6プラス対応ルータとプロバイダ料金がセットになった GMOとくとくBBフレッツ光v6プラスへの加入をおすすめします。
ドコモ光は『申し込みを開始するページで割引金額が異なる』ことがありますので、必ず以下の公式ページから申し込むようにしましょう。
【GMOとくとくBB ドコモ光】:https://gmobb.jp/service/docomohikari/index_b.html
なお、動画の画質を下げたり、パソコンの設定を確認しても解決しない場合、インターネット速度を安定かつ高速なものにしないと解決できないこともあります。
動画・映画を主に自宅でみる人であれば光回線の契約(またはプロバイダー変更)、移動中もかなり見る人であれば月間の通信料に上限がないWiMAXのギガ放題プランの利用がおすすめです。最近は光回線もWiMAXもかなり安く利用できるようになっています。特に携帯キャリアとセットで申し込むことで料金をかなり抑えることができるようになっています。
高画質で通信料を気にせず動画をみたい人はチェックしておくようにしましょう。
おすすめ光回線(キャンペーン実施中)
利用しているスマートフォンなどがNTTドコモの場合:ドコモ光
利用しているスマートフォンなどがauの場合:au光
利用しているスマートフォンなどがソフトバンクの場合:ソフトバンク光
おすすめWiMAX(キャンペーン実施中)
WiMAX2+(←キャッシュバック金額が増額されている専用の申し込みページ)
※WiMAXを利用開始後は各キャリアの「パケホーダイ」を解約して常にWiMAXで接続することをおすすめします。(パケホーダイ料金より安くなることも!)
まとめ
今回、YouTubeが快適に見られない時の解決方法をご紹介しました。
何が原因で不具合が起きているのかを確認し、上記の方法を順番に試してみてくださいね。
また、インターネット回線に不満があるという人は、この機会にプロバイダを替えてみるというのも良いかもしれません。ぜひご検討ください!
1位 GMOとくとくBB
2位 BIGLOBE
3位 Broad WiMAX