こちらの記事では、ポケットwifiと固定回線のメリットとデメリットをご紹介しながら、どちらのほうがよりお得に使えるのか解説しています。

最近では、固定回線の代わりにポケットwifiを使う人も多くなってきました。
これから、ポケットwifiを固定回線の代わりに使ってみようか、と考えている人も多いと思います。

ですが、実際のところ、ポケットwifiと固定回線はどちらがお得なのでしょうか?詳しく比較していきましょう!


ポケットwifiのメリット

外でも使える

まず、ポケットwifiのメリットとして、「外でもインターネットが使える」という点が挙げられます。
外でも使えるという点は、光回線・ADSLなどの固定回線と比較して、明らかなメリットとなるでしょう。

ポケットwifiは、モバイルルーターという端末を持ち歩いていれば、外出先でもノートパソコンやスマホでインターネットが使えます。
wifiが使えない飲食店やカフェ、公園、宿泊先など、場所を問わずにwifiが使えるようになるという点は最大のメリットです。

無料wifiが使える場所を探さなくても良いので、外出先でインターネットを使う機会が多い方にとっては、とても便利だと感じられると思います。

工事不要ですぐに使える

ポケットwifiは、インターネット開通の工事をしなくても、すぐに使い始めることができます。

固定回線は有線回線なので開通工事が必要ですが、インターネットを申し込んでから工事が完了するまでには、かなり時間がかかることもあります。
そのため、申込みから工事が終了するまで、一ヶ月近くかかることも少なくありません。

ですが、ポケットwifiはLTE・WiMAXなどの無線回線を使ったインターネット通信なので、端末が届いたその日のうちにインターネットが使えるようになります。
端末にSIMカードを入れて設定をするだけなので、平均すると1~5分程度でインターネットが使えます。

固定回線と比較して安い

ポケットwifiは光回線・ADSLなどの固定回線と比べて、利用料金がリーズナブルです。そのため、インターネット代を少しでも安くしたいという方にはピッタリのサービスでしょう。

光回線の場合、1ヶ月分の利用料金が5,000~6,000円程度になってしまうことが多いですが、ポケットwifiであれば、月額4,000円程度で使うことができます。
月額料金は毎月必ず支払わなければならないものなので、例え1,000円ほどの違いでも1年間で換算するとかなり大きな金額差です。

そして、固定回線には開通工事が必要になるので、工事費用がかかるというところも注意したいポイントとなります。
工事費用はかなり高額で、フレッツ光の場合、一戸建てで18,800円、マンションで15,800円もかかってしまうのです。

スマホ代が節約できる

ポケットwifiをスマホと一緒に持ち歩くことで、スマホ代を節約することにも繋がります。
スマホを常にポケットwifiに接続しておけば、スマホのデータ通信量を使わなくてもインターネットが利用できるようになるからです。

スマホはインターネットを使うために「データプラン」を契約しなければいけませんが、データプランの料金はかなり割高です。
大容量のデータプランを利用している方は、毎月6,000~8,000円ほどの料金を払っていると思います。

ですが、ポケットwifiをスマホと一緒に持ち歩けば、4,000円くらいの月額料金だけでインターネットをたっぷりと使うことができます。
ポケットwifiを使っていれば、スマホのデータプランは最小容量の安いものに変更できるようになるので、その分スマホ代を節約できるようになるのです。

同時に複数台接続できる

ポケットwifiには複数の機器を同時に接続することができます。
スマホを複数台接続することもできますし、スマホとパソコンを同時に接続する、スマホとゲーム機を同時に接続する、といったことも可能です。
端末によって接続できる最大機器数は違いますが、最大10台まで接続できるというものが多いでしょう。

ポケットwifiを1台持っていれば、wifi接続に対応しているたくさんの機器を同時に接続することができます。
1人でたくさんの機器を接続させることもできますが、家族全員で1台のポケットwifiを共有するということも可能です。

固定回線のメリット

通信速度が速い

固定回線はポケットwifiと比較して、通信速度が速いという点がメリットとなります。
ポケットwifiは電波という無線回線を使っているので、固定回線と比較するとどうしても通信速度が遅くなってしまいます。
その点、固定回線は安定した通信ができるので、高速のインターネット通信が可能となるのです。

通常のウェブページを見ているだけだと、ポケットwifiと固定回線の速度の違いはわからないかもしれません。
ですが、高画質の動画コンテンツなど、大容量のデータ通信をした場合に、固定回線の通信速度の速さを実感できるはずです。

ポケットwifiも、クレードルという充電器に挿してから、LANケーブルでパソコンに接続すれば、有線回線のように使うこともできます。
ですが、ポケットwifiはもともとの通信速度が遅いため、通信速度の点では固定回線に及びません。
固定回線とポケットwifiのもともとの通信速度の違いは、各社で次のとおりです。

種類 サービス名 通信速度
ポケットwifi WiMAX 最大758Mbps
ワイモバイル 最大612Mbps
au 最大758Mbps
ドコモ 最大1288Mbps
ソフトバンク 最大612Mbps
固定回線 フレッツ光 1Gbps
NURO光 2Gbps
JCOM 1Gbps

1,000Mbpsは1Gbpsと同じ通信速度ということになります。
ポケットwifiの中ではドコモの端末が一番通信速度が速く、光回線並みの通信速度となっていますが、その他のポケットwifiは光回線よりも速度が遅いことがわかると思います。

速度制限がない

固定回線には速度制限がないので、どれだけたくさんインターネットを使っても、通信速度が遅くなってしまうということがありません。
ポケットwifiにはほとんどの場合通信制限があるので、たくさんインターネットを使いすぎてしまうと、速度制限がかけられて通信が遅くなってしまいます。

プロバイダーによっては、固定回線でも通信制限が設けられている場合もあります。
ですが、固定回線の通信制限は「データをアップロード」するときの制限なので、インターネットでウェブページを見る、動画を見る、などの「データのダウンロード」には影響しません。
また、固定回線の通信制限は、普通にインターネットを使っているだけであれば、使い切れないほどのデータ容量が用意されているので、アップロードのときも過剰に心配する必要はないでしょう。

ポケットwifiは、大抵の場合、1ヶ月間に使えるデータ容量に制限があります。
WiMAXやauでは無制限のプランも用意されていますが、完全な無制限というわけではなく、3日間で合計10GBのデータ通信を行なうと、短期間の速度制限がかけられてしまいます。

マンションだと安く利用できる

固定回線はポケットwifiと比較して料金が高いと解説しましたが、それは一戸建てで光回線を利用した場合の話です。
実は、固定回線はマンションタイプだと利用料金が安くなるので、月額料金がポケットwifiとそれほど変わらなくなる可能性もあります。

下の表は、マンションタイプの固定回線とポケットwifiの月額料金を比較したものです。

月額料金の目安 データ容量
フレッツ光 3,330~4,580円 無制限
WiMAX2+ 3,609~4,263円 7GB/無制限
ワイモバイル 2,480~5,696円 5GB/7GB
au 4,196~4,880円 7GB/無制限
ドコモ 4,300~9,400円 1GB~30GB
ソフトバンク 3,696円 7GB

固定回線の月額料金はプロバイダーによって変わるので、月額料金がお得に設定されているGMOとくとくBBの料金を例としてみました。
マンションタイプのフレッツ光と比較してみると、ポケットwifiと大きな違いはありません。
むしろ、選ぶポケットwifiによっては、固定回線のほうが利用料金が安くなることもあります。

ポケットwifiと固定回線のメリットとデメリットを比較!

ポケットwifiと固定回線のメリットについて見てきましたが、それぞれのメリットとデメリットについて、わかりやすく表を使って比較してみました。

ポケットwifi 固定回線
初期費用
  • 事務手数料が必要
  • 端末代金が無料の場合もある
  • 事務手数料が必要
  • 開通工事費用が必要
月額料金
  • 3,000~4,000円前後
  • 一戸建ての固定回線よりも安い
  • マンションタイプの固定回線より高くなることも
  • 5,000~6,000円前後
  • 一戸建てはポケットwifiよりも高い
  • マンションだとポケットwifiより安いことも
通信速度
  • 固定回線より遅い
  • 速く安定している
速度制限
  • 通信制限ありのプランでは速度制限がかかる
  • 無制限プランでも速度が低下することがある
  • 通常使用では制限なし

ポケットwifiと固定回線を比較してみると、初期費用の安さや手軽さの面ではポケットwifiが優れています。
ポケットwifiは工事不要でインターネットを始められるので、工事費用がかからず、プロバイダーによっては端末代金すら無料ということもあります。
また、月額料金も固定回線より安くなることが多いので、毎月のインターネット代の負担が軽減される点がお得です。

ただし、固定回線はマンションタイプだとポケットwifiよりも安くなることがあるので、利用環境によっては月額料金がお得になることもあるでしょう。
通信速度や安定性も固定回線のほうが上なので、品質と費用のバランスを考えると、固定回線のほうが良いと感じられるかもしれません。

ポケットwifiはこんな人におすすめ!

固定回線よりも、LTE・WiMAXなどのポケットwifiのほうが向いているのは次のような人です。

  • 外でインターネットを使うことが多い人
  • スマホ代が高いと感じている人
  • 一戸建てに住んでいる人
  • 今すぐにインターネットを始めたい人
  • 大容量コンテンツをあまり利用しない人
  • wifi対応機器をたくさん持っている人

ポケットwifiは「持ち運べる」という点が最大のメリットなので、外でインターネットを使う機会の多い人は、ポケットwifiのほうを選ぶべきでしょう。
ポケットwifiの端末を持ち歩けば、スマホのデータ容量を使う機会も減るので、スマホ代を節約することにも繋がります。
特に、一戸建てに住んでいる人であれば、固定回線よりも月額料金が安くなるので、大幅な節約が実現するでしょう。

そして、工事なしですぐにインターネットが使えるので、今すぐにネット環境を整えたいという場合にもおすすめです。
動画や音楽などの大容量コンテンツを頻繁に使うというわけでなければ、速度制限の心配もありません。
ポケットwifiを1台用意するだけで複数台の機器を繋げるので、wifiに接続できる機器をたくさん持っているという人にも良いと思います。

固定回線はこんな人におすすめ!

ポケットwifiよりも、光回線・ADSL回線などの固定回線が向いているのは、次のような人です。

  • 大容量コンテンツを頻繁に利用する人
  • できるだけ速い通信速度でインターネットをしたい人
  • 安定した通信の品質を求めている人
  • 外出中のインターネット利用が少ない人
  • マンションに住んでいる人

固定回線のメリットは、速度制限がかからず、いつでも安定した品質と速度でインターネットができるということです。
そのため、データ量の大きい高画質の動画などを頻繁に見るという人は、固定回線を使ったほうが満足度が高くなるでしょう。
また、ポケットwifiと比較して通信が安定していて速度が速いため、通信の安定性と速度の速さを一番に考えたい人にもおすすめです。

ただし、ポケットwifiのように外に持ち出すことはできないので、外出中にはあまりインターネットを使わず、主に自宅で楽しんでいるという方に向いています。

初期費用はポケットwifiと比較して高くなりますが、マンションに住んでいる人であれば月額料金も安く抑えられる可能性があるので、マンションに住んでいる人にも良いと思います。