こちらの記事では、固定電話の回線が無い場合の光回線の利用についてと、光回線の接続の方法について解説しています。

現代の住宅では、「固定電話の回線」が無い場合も多いと思います。
固定電話を利用していないという場合、光回線を使うことはできるのでしょうか?

インターネットといえば電話回線から繋ぐもの、というイメージがあるかもしれませんが、光回線と電話回線との関係について知っておきましょう。


ネット回線についておさらい

インターネット回線には、「ダイヤルアップ」「ISDN」「ADSL」「光回線」の4つがあります。
まずは、4つのインターネット回線の特徴と仕組みについておさらいしておきましょう。

ダイヤルアップ

電話線にケーブルを挿して、ケーブルの反対側をパソコンに接続することによって、インターネットが使えるようになる回線のことです。
電話回線を使ってインターネットに接続するので、インターネットに接続している間は電話が利用できません。
また、インターネット通信をしている間は電話をかけていることと同じ状態なので、長く使えば使うほどずっと電話代が加算されていきます。

ISDN

ISDNも電話線を使った回線で、ダイヤルアップと同じ方式でインターネット通信を行ないます。
通信をしている間は電話をかけている状態になるので、電話代が加算されていくところもダイヤルアップと同じです。
ただし、ISDNは1つの電話線で2つのインターネット回線が利用できるので、通信速度はダイヤルアップよりも速くなっています。

ADSL

ADSLも電話線を使った回線ですが、電話が使う周波数とは違う部分を使って通信を行うため、ダイヤルアップとは少し違う接続方式です。
そのため、通信をしている間に電話代が加算されることはなく、常にインターネットに接続していても料金面で安心感があります。
また、通信速度もISDNより大幅に速くなっています。

光回線

光回線は電話線を使わず、「光ファイバー」というケーブルを使ってデータの送受信をすることによって、インターネット通信を行ないます。
光ファイバーはガラスや樹脂などでできていて、そこに「光」を反射させることで通信を行なうため、非常に通信速度が速いことが特徴です。
現在、一般家庭で使えるインターネット接続サービスとしては、通信速度は最速となっていて、ADSLの20倍以上の速度が出ます。

光回線は電話線がなくても利用できる?

光回線は固定電話の電話線が無くても利用することができます。
その理由は、光回線は電話回線を使ったインターネット通信をしていないからです。

上の「光回線」の項目でご紹介したように、光回線は「光ファイバー」という専用ケーブルを使ってインターネットに接続します。
光ファイバーは電話線とは別に設置されるケーブルなので、電話線があっても無くても、関係なくインターネットに接続することができるようになるのです。

そのため、光回線は、従来の電話線を使ったインターネットの接続方法でありダイヤルアップ、ISDN、ADSLとは全く違う方法でインターネットに接続しているということです。

光回線を使うには、専用のコンセントが必要

光回線を使うためには電話線は必要ありませんが、光回線専用のコンセントが必要となります。
光回線専用のコンセントとは、「光コンセント」と呼ばれているもので、コンセントに「光」「光コンセントSC」などと小さく書かれているのが目印です。

光コンセントは、電話線やエアコンダクト、テレビアンテナなどのコンセントの近くに設置されていることが多いですが、ほとんどの場合、電話コンセントの近くにあると思います。
場合によっては、電話コンセントと一体型になっているものもあるので、確認してみてください。

もしも、自宅に光コンセントが無い場合は、工事をして設置しなければいけません。
光回線は、光コンセントから中継機器にケーブルを繋いで、インターネットを利用可能にするからです。

固定電話がある場合のメリット

光回線は固定電話の回線が無くても使えますが、固定回線を持っていれば、インターネット回線を違うものに乗り換えても、同じ電話番号をずっと使えるというメリットもあります。

光回線を利用すると、「ひかり電話」という電話サービスに加入することができるようになります。
ひかり電話に加入する時、もともと固定電話を持っていなければ、新しい電話番号が与えられます。
ですが、ひかり電話加入によって与えられた電話番号は、インターネット回線を乗り換える時に変わってしまうのです。

その点、もともと固定電話を持っていれば、ひかり電話に加入しても今までの電話番号をそのまま使え、インターネット回線を乗り換えた場合でも変わることはありません。
固定電話を持っている状態で光回線を契約した場合、「固定電話の番号がずっと変わらない」という点がメリットとなります。

まとめ

今回、電話線がなくても光回線は引けるということについて紹介しました。
光回線さえ導入しておけば、ひかり電話なども利用できるようになるので大変便利です。
ただし、光電話の場合は他社乗り換え時に固定電話の番号は引継ぎできないので、「電話番号は同じものを使いたい」という希望があればNTT加入電話を契約しておきましょう。