日常生活に欠かせないものとなったインターネット。
2015年に「光コラボレーションモデル」の提供が開始されたことで、光コラボ事業者に契約して光回線を利用しているという人もいるかと思いますが、フレッツ光のまま長年利用しているという人も多いことでしょう。
ですが、インターネットを利用していて「この月額料金は果たして安いほうなのか?」と疑問に思ったことはありませんか?
フレッツ光に契約している場合、月額料金の値段はプロバイダ利用料金によって大きく変わってくるので、できればよりお得なプロバイダにしたいものですよね。
そこで今回は、月額料金が安いプロバイダはいったいどこなのか、調べてまとめてみました。
プロバイダの乗り換えを検討している人はぜひ参考にしてください。

「自分の家に本当に固定回線が必要なの?」
「もっと安いネットサービスがないかな」
と考えている人向けに、固定回線とポケットWiFiの比較記事も用意してあります。
ぜひそちらも参考にどうぞ!
フレッツ光のプロバイダで重視するもの
みなさんは何を基準にフレッツ光のプロバイダを選びましたか?
月額料金の安さ・キャッシュバックなどの特典内容など、人によって様々だと思いますが、実際のところはどうでしょうか。
株式会社MM総研が2021年3月末時点で行った「ブロードバンド回線事業者の加入件数調査」によると、光回線プロバイダのシェア率1位は「NTTコミュニケーションズ(OCN)」、2位が「ソフトバンク」、3位が「NTTぷらら」となっています。
参考元:ブロードバンド回線事業者の加入件数調査(2021年3月末時点)
OCNの場合、月額基本料に関してはファミリータイプ・マンションタイプどちらも月額1,000円前後となっており、必ずしも業界のなかで特別安いというわけではありません。
また、各プロバイダで使っている回線もNTT東西が提供しているフレッツ光の回線を借り受けて提供しているので、プロバイダによって通信速度が大きく異なるわけでもありません。
それでもなお高いシェア率を維持している背景に、OCNの「知名度」というものがあります。

「知名度」といっても”名前をみんな知っているから”という次元の話ではありません。
昔インターネットは「ダイヤルアップ接続」が主流だった頃(56kbps、電話回線を利用するので電話が繋がりにくくなる、値段が3分10円と高額!)、月額38,000円で常時接続が可能な「OCNエコノミー」という革新的サービスの提供をOCNが開始しました。
仮にダイヤルアップで1ヶ月つなぎっぱなしにすると、(3分×10円)×20×24時間×30日=432,000円もかかる計算なので、月額費用が約11分の1になるなんて魔法みたいですね・・・。
そういった過去の功績もあり、現在でもOCNに信頼を寄せる契約者が多い=知名度が高いというわけなんです。
初期費用や回線利用料、工事費などには多少の違いがありますが、プロバイダ料自体は各社ほぼ横並びとなっています。そうなると、多少月額料金が高くても、OCNのように信頼という知名度が高いプロバイダを選択するのも納得ですね。
とはいえ、プロバイダ料はフレッツ光と併せて月額料金を見た際に差が出てしまう項目でもあるため、月額料金をもっと安くしたいと考えるのであれば、各社のプロバイダ料を比較してより安い月額料金のプロバイダへの乗り換えも検討したほうがよいでしょう。
フレッツ光の人気プロバイダ一覧
ではここで、フレッツ光プロバイダの中でも人気の高いプロバイダをピックアップしてみました。
プロバイダ乗り換え時に発生する違約金も併せてまとめましたので、乗り換え時の参考にしてみてください。
※本記事は2021年8月現在の情報となります。プロバイダを検討する際は、必ずプロバイダの公式ホームページで最新の契約内容を確認してからにしましょう。
※金額は基本的に全て税込みであり、各プロバイダの月額料金はフレッツ光の料金が含まれていない料金です。
実際に支払う月額料金や違約金は、プロバイダ料金+フレッツ光の月額料金です。ご注意ください。※プロバイダによっては一部の地域でサービスを提供していない可能性もあります。契約の前に、お住いの地域でサービスを提供しているかどうか必ず確認しましょう。
プロバイダ名 | 月額料金 | 解約時の プロバイダ違約金額 | |
戸建て | 集合住宅 | ||
OCN光with フレッツ | 1,210円 | 715~990円 | ・2年以内解約:5,500円 ・「2年割」契約時に解約 戸建:2,640円 集合住宅:1,320円 |
BB..excite コネクト (PPPoE接続プラン) | 550円 | 550円 | ー |
GMOとくとくBB | 836円 | 583~836円 | ー |
Yahoo!BB光withフレッツ | プレミアム:1,595円 スタンダード:1,320円 | プレミアム:1,320円 スタンダード:1,045円 | プレミアム:8,800円 スタンダード:5,500円 |
BIGLOBE | 660円 2年以降:1,100円 | 275~550円 2年以降:715~990円 | 5,500円 |
So-net光 with フレッツ | 1,320円 | 990円 | 「So-net 長割 for フレッツ」 解約時に3,300円 |
@nifty光ライフ with フレッツ | 1,100~1,200円 | 1,045円 | 3,300円 |
hi-ho光 with フレッツプラス | 1,320円 | 979円 | 11,000円 |
Asahi ネット光 with フレッツ | 858円 | 770円 | 2,200円(1年契約) |
DTI光 with フレッツ | 748円 | 1,046円 | 戸建:5,500~33,000円 集合住宅:3,850~11,550円 ※NTT西日本 |
ぷらら光メイト with フレッツ | 1,100円 | 660~880円 | ー |
この時特に気を付けたいのが、乗り換え時に発生するプロバイダの違約金です。
基本的にフレッツ光の違約金は、プロバイダを乗り換えるだけであれば発生しません。
今使っているプロバイダから他のプロバイダに乗り換える際は違約金が発生する場合があります。
例えばBIGLOBEの場合、2年内にBIGLOBEを解約すると5,500円の違約金が発生します。
OCNの場合は最低でも2年契約が基本なので、2年以内に解約すると5,500円の違約金が発生します。
加えて、契約時にOCNの「2年割」を適用させていると、更新月以外で解約した際に2,640円から1,320円の違約金が追加で発生します。
他のプロバイダも、使用年数やプランによって違約金額が変わる場合もあるので、乗り換えの時は今利用しているプロバイダの違約金の内容も把握しておきましょう。
月額料金が安いフレッツ光プロバイダランキングTOP3!
【第1位】BB.excite(BBエキサイト)
BB.exciteのプロバイダ料金は、PPPoE接続プランだと戸建て・集合住宅どちらも月額550円です。
この月額料金は業界最安値になっているため、その安さは確かなものです。
さらに、他社プロバイダからBB.exciteへ乗り換えると、月額料金がさらに割り引かれ6ヶ月間は330円になります。
割引期間が終わっても月額料金は550円に戻るだけで、2年間のプロバイダ料金の総額は11,880円になります。
また、速度を重視してIPoE接続プランにしても月額770円で利用できます。
こちらは乗り換え時の特典などはありませんが、2年間総額で18,480円です。これでも十分安いですよね。
月額料金の安さを重視する人、通信速度を重視する人、どちらの希望も満たしてくれるという意味では、BBエキサイトはかなりオススメのプロバイダです。
BB.exciteに契約したい場合は、BB.excite公式ページから申し込めます。
【BB.excite 公式ページ】:BB.excite
【第2位】GMOとくとくBB
GMOとくとくBBのプロバイダ料金は、BB.exciteよりも僅かながら高めになりますが、それでも十分に安いと言える月額料金です。
プロバイダ料金だけを見てもかなりお得なのですが、GMOとくとくBBは特典内容もオススメのポイントになります。
GMOとくとくBB経由でドコモ光に新規申し込みをすると、5,500円のキャッシュバックとdポイント2,000ptがもらえます。
さらにオプションで「ひかりTV for docomo(2年割)」と「DAZN for docomo」に加入すれば20,000円のキャッシュバック!
dポイントは契約時のみでなく、ドコモ光の2年定期契約が更新されるたびに3,000ptがもらえるので、一時のお得で終わらないのが良いですね。
「でも、フレッツ光からドコモ光に乗り換えると違約金がかかってしまう…」
そんな人のために、GMOとくとくBBには解約違約金を20,000円キャッシュバック還元してくれる特典も用意されています。
フレッツ光の違約金は高くても10,450円なので、余った分はそのままキャッシュバックとして受けとることができます。
新規で光回線に契約する人も、フレッツ光を利用する人も、フレッツ光から乗り換える人も、特典で賢くお得に利用するならGMOとくとくBBがオススメですね。
ドコモ光は『申し込みを開始するページで割引金額が異なる』ことがありますので、必ず以下の公式ページから申し込むようにしましょう。
【GMOとくとくBB ドコモ光】:https://gmobb.jp/service/docomohikari/index_b.html
【第3位】ASAHIネット
ASAHIネットは、戸建て・集合住宅ともに1,000円以下で利用できる月額料金の安いプロバイダです。
それだけでも十分安いのですが、ASAHIネットはプロバイダのみ申し込むと、戸建てで最大12ヶ月間、集合住宅で最大6ヶ月間月額料金が無料になります。
光回線とAsahiネットのプロバイダを同時に申し込めば、どちらも最大12カ月間月額料金が無料になるので、乗り換える人も新規の人もお得にインターネットを利用することができます。
他のプロバイダと比べると特典などがなく、物足りなさを感じてしまう人もいるかと思いますが、キャッシュバックの受け取り申請や、ややこしいプランに翻弄されることはないため、シンプルにプロバイダの月額料金を管理したいという人にはオススメのプロバイダですね。
ASAHIネット公式サイト: https://asahi-net.jp/service/ftth/withflets/
コスパで選ぶならGMOとくとくBBがオススメ!
ここまで、月額料金が安いプロバイダを3社見てきました。
月額料金を安く抑えたいのであればBB.excite(BBエキサイト)
キャッシュバックなどの受け取りで総合的にコスパよく利用たいのならGMOとくとくBBが良いでしょう。
特に、新規でフレッツ光も申し込むという人にとって、GMOとくとくBBは月額料金だけでなく特典内容もかなり魅力的です。
GMOとくとくBBをプロバイダにしてフレッツ光を新規で申し込むと、特典によりフレッツ光のプロバイダ料が12ヶ月間無料になるんです!
これからインターネットを始めようとしている人にはかなり心強い特典ですね。
また、光回線をドコモ光にすることで上で説明したキャッシュバックがもらえるだけでなく、v6プラスの安定した通信速度も手に入れることができます。
v6プラス対応の高速WiFiルーターも0円でレンタルが可能なので、わざわざ高いWi-Fiルーターを出費する必要もありません!
実はこのv6プラス対応Wi-Fiルーターはかなり優秀で、通常のフレッツ光ネクストの通信速度が下り最大100~200Mbpsであるところ、このルーターを使うと通信速度が下り最大1.7Gbpsになります。
つまり理論上、ドコモ光なら通常のフレッツ光の5~10倍も速い通信速度で利用できるということになります。
そもそもフレッツ光の回線は利用者が集中すると混雑が発生するため、通信速度や応答速度が遅くなりがちです。
v6プラス対応のドコモ光なら、混雑部分を回避することで高速通信が可能となっています。
フレッツ光からドコモ光へ乗り換える際の手続きの手間などは増えてしまいますが、少なくとも同じくらいの月額料金を払って通常の光回線を利用しているよりは、同額でより高速通信が可能なドコモ光にGMOとくとくBBのプロバイダをつけることをおすすめしたいですね。
ドコモ光は『申し込みを開始するページで割引金額が異なる』ことがありますので、必ず以下の公式ページから申し込むようにしましょう。
【GMOとくとくBB ドコモ光】:https://gmobb.jp/service/docomohikari/index_b.html
まとめ
今回は、2021年8月時点のフレッツ光プロバイダについて紹介しました。
現在最も安いプロバイダは
1位:BB.excite
2位:GMOとくとくBB
3位:ASAHIネット
という結果になりました。
プロバイダによって月額料金はもちろんのこと、サービスや特典内容も違ってきます。
皆さんもぜひ、現在契約しているプロバイダの月額料金と比較してみて、今よりもお得なプロバイダに乗り換えましょう。