2017年11月に、アマゾンジャパンは自社開発のAIスピーカー「Amazon Echo」シリーズの日本語対応版を発売しました。
以降Echoシリーズは年々進化し続け、今やスピーカー以上の機能を多く搭載したすごい機器となっています。
そこで今回は、そんなAmazon Echoシリーズの魅力を紹介をしていきたいと思います!
Amazon Echoとは?
Amazon Echoは「AIスピーカー」や「スマートスピーカー」といわれる機器です。ユーザーの言葉を理解して回答したり、要望に応じて音楽の再生やニュースの読み上げなどを行ってくれます。
イメージしやすいのはiPhoneに搭載されている「Siri」や、Androidに搭載されている「Google assistant」でしょうか。
それらの機能が進化したものがAmazon Echoで、AIスピーカーを介して他の機器と連動することで、音声のみで機器を操作することができるようになる優れものです。
Amazon Echoシリーズには、アマゾン・ドットコムの音声クラウドサービス「Amazon Alexa」が利用されています。
初代Echoの発表会デモンストレーションでは、「おやじギャグを言って」という無茶ぶりにも「バスガイドを乗せてバスが移動」などとリクエストに対応してくれました。
また、ビームフォーミングという技術とノイズキャンセラーを組み合わせることで、たとえスピーカーから6メートル離れていても、「Alexa(アレクサ)!」という呼びかけに反応してくれるそうです。
こだわりの音声認識能力と読み上げ能力
Amazon Echoの日本語対応版は、GoogleのAIスピーカー「Google Home」と比べると遅めの発売となりました。
その理由は、日本語対応のために、1年以上の開発時間がかかっていたためだったそうです。
特に、同音異義語(「性格」と「正確」など)と、音声合成の読み上げの精度を高める部分に多くの時間を割いたとか。
命令を正しく聞き分けて求められている回答を出すためには、同音異義語の区別がつくようになっていないと話になりませんよね。
そのためには、そもそも言葉の発音やイントネーションの違いが分かっていないといけません。
また、読み上げるときに機械特有の不自然な発音やイントネーションで話されても、私たちには聞きづらかったりしますよね。
Amazon Echoは、そんな日本語の音声認識・読み上げの部分にありったけの技術を注ぎこんで開発された高性能AIスピーカーなんです!
Alexaでおうちをスマート化!
先ほども少し触れましたが、Amazon Echoシリーズには「Alexa」が利用されています。
Alexaと組み合わせることで利用できる音声対応サービス「Skills」の数はなんと265以上!
その中には、資生堂やJTB、全日空、野村ホールディングスなど、日本を代表する企業も入っています。
また、Alexaを介してほかの家電を操作するAVS(アレクサ音声サービス)対応の家電や機器も日本で続々販売されています。
Amazon EchoとともにAVS対応の家電を導入すれば、音声一つで動くことなく操作することが可能となります。
最も身近なのは電気のオンオフやテレビのチャンネル操作、さらにカーテンの開閉や玄関の鍵の開閉管理ができる機器も!
近い将来には、「Alexa!」と呼びかけるだけであらゆる家電を操作できるようになるかもしれませんね!
Amazon Echoの購入はおうちのスマート化に一歩前進すること間違いなしです!
Echoシリーズにはどんなものがある?値段は?
今現在、発売されているAmazon Echoシリーズは大きく分けて6種類です。
Echo Dotシリーズ(第3世代)
価格:5,980円(税抜)~
従来の円柱型をコンパクトにしたシリーズ。置き場所を選ばず持ち運びも簡単です。
New Echo(第4世代)
価格:11,980円(税抜)~
従来の円筒型からデザインが一新され球体に進化したものです。
New Echo Dot シリーズ(第4世代)
価格:5,980円(税抜)~
New Echoをコンパクトにしたもの。従来のEcho Dotと同様に持ち運びも便利なので、置き場所に悩むこともありません。
スピーカー部分にデジタル時計が映し出されるNew Echo Dot with clockも6,980円(税抜)から販売されています。
Echo Studio
価格:24,980円(税抜)~
とにかく「音」にこだわりたい人向けのEcho。
5つのスピーカーが内蔵されているので、音に奥行きが生まれて臨場感あふれるサウンドが魅力です。
もちろんAlexaも搭載されています。
Echo Showシリーズ
価格:9,980円(税抜)~
Echo端末ながら、スクリーンが付いているタイプ。
音楽を聴くのはもちろんのこと、スクリーンでニュースや動画を観ることも可能。
さらにAmazonプライム会員なら、Amazonプライムビデオもこれ一つで楽しむことができます。
画面サイズは持ち運びに便利な5.5インチと、動画視聴にちょうどいい8インチの2種類です。
また、10インチと大きな画面に加えて人の動きに合わせてスクリーンが360度回転するEcho show 10 が近日発売予定です。
予定価格は29,980円と高めですが、こちらも併せてチェックしていきたいですね!
Echo Flex
価格:2,980円(税抜)~
プラグに挿して使うプラグイン式のEchoです。電源コンセントさえあればどこでも使用できます。
値段もお手頃なので複数台購入して部屋ごとに取り付け、Echoを介して別の部屋にいる人へメッセージを送るなどといった使い方もできそうです。
Echo Auto
価格:4,980円(税込)~
車に取り付けるタイプのEchoです。
スマートフォンのAlexaアプリに接続して、外部入力端子やBluetooth接続を介して車のスピーカーから音楽を流すことができます。
車向けということもあり、エアコン音や走行音などの騒々しい環境の中でも言葉を聞き取ることができる、高い音声認識技術が搭載されています。
Alexaに話しかけて操作するので、ながら運転の心配もありません。
Amazon Echoなら音楽サービスもお得!
やはり「スピーカー」と言うくらいですから、どうせなら思う存分音楽を楽しみたいですよね。
アマゾンには「Music Unlimited」という音楽サービスがあり、月額料金を支払うことで6,500万曲以上の音楽が聴き放題になります。
通常プランだと月額980円(プライム会員なら月額780円)かかるのですが、このMusic UnlimitedにはEcho専用のプランがあり、なんと対象のAmazon Echo一台当たり月額380円で利用できるんです!
日本でもストリーミング・ミュージックの文化がかなり浸透してきている今だからこそ、Amazon Echoを購入してお得にMusic Unlimitedを利用しちゃいましょう!
まとめ
今回は、Amazon Echoシリーズについて紹介しました。
Amazon Echoが出始めの頃は、音声だけで操作できるなんて思ってもいませんでした。
次第に音声操作は身近なものとなり、Echoシリーズも時代に合わせて日々進化し続けています。
AIスピーカーをまだ使ったことがない、おうちのスマート化に興味があるという人は、この機会にぜひAmazon Echoの導入を検討してみてはいかがでしょうか。