ホラーイメージ
季節は夏、そして夏といえば怪談ですよね。
私は怖い話が大好きで、ホラー映画や小説についつい夢中になりがちです。

でも現実にそんな怖いことが起こったら・・・!

心霊的な現象に遭遇したことはありませんが、今回は現実世界で起こりうる、プロバイダにまつわる怖~い話をご紹介します。

皆さんが知らないだけで、じつはプロバイダにまつわる恐怖体験というものは数多く存在しますが、大丈夫、ご安心ください!

ちゃんと最後には、皆さんにプロバイダとの契約で役に立つ「3枚のお札」をご用意しています。

それではひとつ、身の毛がよだつ怖~い話を怪談っぽく語ってみます。


契約にまつわる怖い話

腕

振り向けばキャッシュバックが消えていた

Gさんは実家から隣県の大学に通っていましたが、大学2年生から一人暮らしを始めることにしました。

もちろん一人暮らしに欠かせないものといえばインターネットです。

Gさんはさっそくいろんなプロバイダを比較しましたが、最終的にはキャッシュバックが決め手となり、1社のプロバイダと契約を結びました。

そのときGさんは「一人暮らしは何かと出費がかさむし、キャッシュバックで生活費が浮いたらいいな」程度に考えていたそうです。

しかしそれから1か月待ち、3か月たっても、口座に現金が振り込まれることはおろか、電話や携帯のメールにもお知らせが届きません。

やがて半年が過ぎたあたりで忘れてしまい、1年後にようやくキャッシュバックのことを思い出したGさんは、さっそくプロバイダに電話をかけてみました。

しかしその結果、Gさんは既定の期間内に手続きをしておらず、キャッシュバックを受け取れなくなってしまいました

そう、もらえるべきだったキャッシュバックはいつの間にか消え去ってしまっていたのです!

奇妙なオプションが後をつけてくる

SさんはADSLから光回線へと乗り換えるにあたり、月額料金の安いプロバイダと契約しました。

そのプロバイダのサイトでは、キャッシュバックによって月額料金の実質負担額が他社よりも安くなるうえに、無料利用できるオプションが2つもついてくるようでした。

オプションは契約後にいつでも外せるし、キャッシュバック条件にはオプション加入が必須でしたので、Sさんは特に気にすることなくプロバイダと契約しました。

それからは快適なインターネットをしばらく楽しんでいたSさんでしたが、利用し始めてから半年ほどたったある日、ふと通信料金が気になって改めて明細を確認してみました。

すると、何と無料でつけたはずのオプションから利用料が発生していたのです!

これはさすがにおかしいと感じたSさんはさっそくプロバイダに問い合わせたのですが、そこで担当者から聞かされた話に驚きを隠せませんでした。

曰く、最初にSさんがつけた2つのオプションうち、無料なのは片方のみで、もう一方はじつは有料オプションだったのです!

事前に有料とは知らず、しかも半年間も余計な有料オプションに利用料を延々と払い続けていたなんて・・・。




上記の2つ例は、人間が忘れやすい生き物であることを活用した、少し意地悪な行為に思えます。

キャッシュバックの方に関しですが、残念ながらキャッシュバックキャンペーンを実施している、ほぼどこのプロバイダでも同様のことが行われています

おおむね利用開始から半年前後頃に、キャッシュバックの手続きを行うよう知らせるメールが、プロバイダから付与されるメールアドレスに届きます

このメールが届いてから約1か月以内に口座情報登録などの手続きを行うと、利用開始から1年後にキャッシュバック金額が口座に振り込まれます。

もし手続きメールに気づかず、そのまま手続き期間の1か月を過ぎてしまうともう手遅れです。

キャッシュバックは適用されなくなりますので注意してください。

しかもプロバイダから付与されたメールアドレスなんてそもそも使う人なんて少ないんじゃないでしょうか。

ほとんど人がその存在を忘れて利用していない盲点を突かれた感がありますね。

また契約時に、月額料金が安くなる、あるいはキャッシュバックを受ける条件として、セキュリティサービスやプロバイダのオペレータが遠隔操作でユーザのパソコンの問題を解決してくれるサービスなどのオプション加入が必須条件となることがあります。

多くの場合、2つのオプションがセットになっていて、契約時は必須加入であるが、契約初月に解約できるとか、オプションは無料とか大きな字で広告に書いてあります

実際には無料になるのは片方のみで、もう一方の方は契約初月に解約できるとはいえ、利用料はしっかりと徴収されています。

契約初月に真っ先に解約できたらまだいい方で、中には解約を忘れてずっと利用もしないサービスに対して支払い続けている人もいることでしょう。

もちろんこのオプションがあることで良かったと思うユーザもいるでしょうが、逆に使わない人からすれば「なぜこんな余計なものに出費しなければならないんだ」と思うことは間違いないでしょう。

技術にまつわる怖い話

業界最速●●の怪

Pさんは引っ越しを機に、新居での固定回線の新規契約を思い立ち、各プロバイダの通信速度を比較の対象としました。

プロバイダのサイトを見てみると各社それぞれ通信速度の表記があります。「最速下り○○Mbps」や「業界最速●●Gbps」といったものです。

用心深いPさんはそこで奇妙な表記を目にしました。

それはどのサイトでも、通信速度の近くに「(ベストエフォート時)」と書いてあったのです。

不思議に思ったPさんはベストエフォートついて調べてみました。

するとベストエフォートとはあくまで理論値であり、実測値ではないということに気づいたのです。

「なんで実測値は書いてくれないのか・・・?自分の家で使い始めるまで実測値はわからないじゃないか・・・」

こうしてPさんは通信速度が信用できなくなり、引っ越した先でも固定回線を引くことはなかったそうです。




このように、基本的にプロバイダのサイトに記載されている通信速度は理論値=ベストエフォートです。

ベストエフォートは名のごとく、最大限の努力でこれくらいの速度で提供できますというものですので、実際に提供される速度とは異なります。

もちろん、回線の混雑具合や無線Wi-Fiルータでは地形や周囲の環境によって最大速度で安定的に接続できるわけではありません。

GMOとくとくBBドコモ光のように、住んでいるエリアごとの平均実測値を公開している(http://gmobb.jp/service/docomohikari/speed/)プロバイダであれば調べることは可能ですが、「対象エリア内の建物なのにWi-fiが使えないじゃん!」ということは多々あります。

サポートにまつわる怖い話

そこにいるのは誰なのか・・・!?窓口担当の怪

Eさんはパソコンで情報収集することが苦手なタイプでした。

今回プロバイダ契約するにも、サイトには情報があふれかえっていたので、どうせならと直接電話をかけてみることにしました。

まず1社目に電話をかけると、すぐに窓口担当者が出てきました。
優しいお姉さんの声で懇切丁寧に解説してくれます。
しかし月額料金とそれに付随するオプションのことについて追究しようとすると、明らかに歯切れのよくない回答になってきました。
とうとう何を聞いても、担当者の回答は最終的にお得なキャンペーン部分に回帰してくるので、ちょっと怖くなってしまったE さんはこの担当者から話を聞くことをあきらめました。

次に2社目に電話してみます。
結構人気の高いプロバイダであるせいか、なかなか電話が通じません。
その後Eさんは5回ほど電話をかけなおしてみましたが、いずれの場合にも、けっきょく窓口担当者にまで行きつくことはなく、音声ガイダンスの無機質な声が耳に残るばかりでした。

最後に3社目に電話をしました。
こちらの担当者の話し方はかなりの上から目線で、サイトをよく読んでから出直してこいといわんばかりの口調で、サービスについて説明してくれました。
説明はすごくわかりやすかったのですが、担当者の接客態度があまりにアレでしたので、Eさんはすっかり縮こまってしまい、聞きたいことも聞けないままに受話器を置いてしまいました。

結局Eさんはこの3社からは選ばず、友人がおすすめしてくれたプロバイダに加入することになりました・・・。



電話窓口は判断の難しいところです。

これはプロバイダごとのオペレーションに違いがあるためですが、それよりも電話先の窓口担当者の印象1本で決まるからです。

私も以前にEさんと同様、同じことについて各プロバイダに問い合わせて、どのような回答をされるのか試してみたことがありますが、一般的なプロバイダと、他プロバイダに自社の回線を提供しながら自社でも集客を行っているプロバイダでは、顧客に対する考え方も異なっているので、当然接客に差が現れます。

また、窓口担当者の方たちも、知識量、話を聞く技術、熱意、その日のコンディションなど個人ごとに異なりますので、それだけでは一概にプロバイダを決めつけることはできません。

ただ、こちらの質問に対して、遠回りな回答しかしてくれなかったり、顧客を舐めたような話し方をされるところでは不信感しか持たないので、契約はちょっと待ったほうがいいんじゃないでしょうか。

人気プロバイダ5社にそれぞれ直接電話して、契約内容からぶっこんだことまで聞いた記事「プロバイダに直接聞いてみて分かった。『うちはこれが凄いんです』」で詳しく突っ込んでいますので、是非ご参考ください。

プロバイダとの契約で役立つ3枚のお札

オバケ

このように恐怖のプロバイダ体験談を話してきましたが、そうはいっても家でインターネットをするのにプロバイダとの契約は欠かせません。

そこで、今回は皆さまに「3枚のお札」を今後契約するときに気をつけるべきポイントとして授けましょう。

1枚目のお札 キャッシュバックやキャンペーン、月額料金のところに小さく書いてある注意書きだけは必ず読んでおくこと

これを読み飛ばす人、絶対に結構な数でいますよね。

正直、通信方法とかのところの小さな注意書きはベストエフォートとかのことしか書いていないので、そこまで重要ではありません。

重要なのは、この月額料金はキャッシュバックや割引などの特典を加えて計算した料金なのか、あるいは特典分を差っ引いて計算された料金なのかということを確認することです

また、キャッシュバックの対象になるために妙なオプションに入らなければならないのか、といったことや、キャッシュバックの詳細な受け取り方法についてしっかりと把握してください。

キャッシュバックの受け取り方法は、窓口担当者も隠さずにしっかりと教えてくれるので、注意書きだけでは理解できない場合には、電話で直接聞いてもいいでしょう。

2枚目のお札 キャッシュバックを受ける際にはスケジュールを把握して忘れないこと

キャッシュバックの受け取りは、お客さんがうっかり忘れてしまえるように、わざと手間と時間がかかるようになっています。

では単純な話しで、うっかり忘れを防げばいいのです。

1枚目のお札でキャッシュバックの詳細な受け取り方法はわかっているので、あとはキャッシュバック申し込み手続きメールの来る月を忘れないように、スマートフォンや手等のカレンダー、タスク管理表などに記入しておきましょう

できれば、プロバイダから付与されたメールアドレス宛のメールを、普段自分が使っているメインのメールアドレスに転送できれば忘れることもないでしょうが、それができない人はキャッシュバック申し込みメールの届く月の間は、プロバイダから付与された方のメールボックスを必ずこまめに確認しましょう。

3枚のお札 解約は計画的に

まず、現在加入しているプロバイダへ遅くとも1か月前には相談し、解約の手続きを取りましょう。

その際に解約手続きの受け付けが、月末か月初なのか確認することが重要になります。

解約の受付期間外には手続きを申し込めないので、翌月まで待って解約手続きをすることになるからです。

しかし翌月まで待っていると、場合によっては2年あるいは3年に1度の貴重な契約更新月を逃してしまいます!

契約更新月以外で解約すると20,000円ほどの解約金を支払わなければなりません。

したがって、近々解約を考えている人は、先に自分の契約更新月がいつなのか把握することが先決です。

また解約手続きと併せて乗り換え先のプロバイダへの契約も忘れずに申し込みましょう。

まとめ 怖いけど、防げます

今回はプロバイダにまつわる怖い話を紹介させていただきました。

結局のところ、避けて通れぬのなら自分で知識という武器を手に取って防いでいくしかないと思います。

もちろん、悪質な業者ばかりではなく、良心的なサービスを心がけているプロバイダの方が多いことは事実です。

また、お客さんに自己管理を負担してもらう代わりとして、他社よりも高額なキャッシュバックを実現している大手プロバイダなどもありますので、一概に良し悪しを計れない部分もあります。

だからこそ、しっかりと自分の身を固めて、契約に臨んでいただきたいと思います。

その時はぜひ、3枚のお札を懐に忍ばせておいてください。